木曜日, 6月 08, 2006

歯痛 in 等々力

一昨日から兆候があった上前歯の痛みは、5年前にも経験済みだ。
どんな痛みかとゆーと、常にズキズキ、ジンジンしていて、食事のとき下の歯が当たると痛いから強く噛む事が出来ないぐらいだった。
5年前は何日たってもその痛みがおさまらず、我慢できなくなって歯医者に行ったが、原因が全く分からないとのことだった。
結局、痛み止めか何かの飲み薬を処方箋の薬局でもらって帰った。
その薬を飲んで寝て起きたら何事も無かったかのように痛みは消えていた。

その歯痛がまたやってきた・・・。
一昨日の夜に軽いズキズキ、ジンジンがやってきて、
「これは・・・、まさか・・・。」
って思ったけど、そんな事は無いと自分に言い聞かせながら眠りについた。
痛みだけは忘れていても、いつかまたやってくるかもしれない悪夢に怯えながら、その恐怖は心のどこかに隠していたのかもしれない。
朝起きたら、ズキズキしてませんように・・・。

目が覚めると軽いズキズキ、ジンジンはそのままだった。
もしかしたら五年前の激痛とは違くて今回は別の類いのモノなのかも?
それに今日は仕事の後、等々力で川崎フロンターレとの試合があるんだから、痛いの痒いの言ってられないよ!って自分を奮い立たせるしかなかった。
上前歯に違和感を抱えながらも、普段通り仕事をこなして(昼食の時も何とか大丈夫だった。)、定時キッカリに会社を出て等々力競技場へ向かった。
代々木で乗り換えて渋谷まで行って、東急に乗り換え、6時過ぎには新丸子に着いていた。
駅からスタジアムまで歩く間に「腹ごしらえをしておかねば」ってことでコンビニでコロッケパンとウェイダー・イン・ゼリーを買った。
コロッケパンを一口食べた瞬間、僕は激しい歯痛に全てを支配されていた。
あ〜あ、ついに来たか・・・、意外と冷静だった。
噛む度にやってくる痛みに耐えながらコロッケパンとウェイダー・イン・ゼリーを何とかたいらげ、スタジアムに着いた。
とりあえず歯は物を噛んでる時以外はそんなに痛くないので大丈夫だからゴール裏の中心部に行った。
しかし、故意じゃなくても誰かが振り上げた拳が僕の前歯に当たったら、僕はそのまま死んでしまうだろう。

そして試合は・・・、二試合の合計では引き分けだけど、アウェイゴールの多かったフロンターレが準決勝進出となった。

後半の途中ぐらいから左足の膝の横が痛くなった。
よくアスリートがケガした部分をかばって動いてたら、別の箇所を痛めてしまうことがあるけど、この日の僕は痛めた歯をケアしすぎて左足を・・・、ってそんなことはないけど、とにかく痛かったので、しばらくスタジアムで休んでから、ゆっくり帰る事にした。
湿気の多い蒸し暑い夜だったし、ゴール裏にいたから大量に汗をかいていて、水分を補給しなくちゃってことで、第3のビールを飲みつつ、フラフラになりながら新丸子までゆっくり歩いた。
「あぁ、しばらくレッズが見れないのか・・・。」
とか、
「負けちゃったよ・・・。」
とか、
「明日も歯が痛かったらどうしよう・・・。」
とか、色々くよくよ考えながら歩いた。

荻窪駅に着いた頃には11時はとっくに過ぎてたか12時前だったかも。
また、第3のビールを飲みながら、ゆっくりと足を引きずって家に向かう、くよくよ考えながら。
「明日も歯が痛かったら・・・、歯医者に行こう。」
そんな当たり前の思考に辿り着くまでに第3のビールを何杯飲めばいいんだろう?

そして今日は歯痛は少しおさまっているようだ。
少なくともあの激痛は今日は感じていない。
念のため職場のPCで近所で夕方までやってる歯医者を調べておいたけど、このまま痛みがフェイド・アウトしてくれるかもしれないので、もうちょっと様子を見ようと思う。